歯科医院長mabo400のブログ

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今日の充填治療423.00( 超上級編)

 
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40代男性、左上5、残根上のCR

神経を取られるのが嫌でうちに来られた。
神経を取るというよりは治療不能で抜歯では?
と思ったが、引き受けた。

これでも意外にもったりするのだが、どうだろうか。。

頬側から見たら歯があるように見えるのだが、

裏はない

上から見るとほとんど歯肉に埋もれている。
歯学部では歯肉縁下のカリエスは保存治療困難につき抜歯の診断となると教わったのだが。。?w

歯肉を除去しつつ、頬側の残存エナメル質を残そうと試みたが、

折れた。
ペラペラなので仕方がない。

おかげで健全歯質の確保がしやすくなった。

これでも神経はある。
矢印部分は軟化象牙質の蓋を取ったら出血した。

とりあえずα-TCPセメントで直接覆髄して

CRで歯冠を全再建することにした。
歯髄を保存しようと思えば、残根上に歯冠再建するしかない。

つづく

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Comment

  1. 匿名 より:

    7番のハーフクラウンの色が黒い。特殊な素材なのだろうか?

  2. mabo400 より:

    銀が黒くなっているだけです。
    口腔内の硫酸塩還元細菌の産生物質のH2S(硫化水素:口臭の原因の1つ)が銀を酸化してAg2S(硫化銀)という黒色物質となり銀の表面を覆っているのです。

  3. 匿名 より:

    金銀パラジウム合金じゃなくて、銀??

    • mabo400 より:

      健保適応歯科用合金に銀合金(銀、インジウム)というのがあります。
      自然電位が高く虫歯になりにくいので、僕もよく使います。
      また口腔内で錆びるということは虫歯を引き起こしにくいということでもあります。
      電気の絶縁体で覆われるということなので腐食電極にならないということでもあるからです。
      黒色はいろんな意味でラッキーです。
      このことは一般の歯科医師は知りませんね。

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