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今日の抜歯再植術シリーズ122.00

 
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60代男性、左上6、歯根破折

抜歯・再植は抜歯して捨ててしまうには忍びない。
抜いて捨ててしまうと、ブリッジとか取り外し式の入れ歯とか、インプラントか、はたまたそのまま放置するしかない。
そういうことを少しでも先送りして、あわよくば自前の歯で人生を全うできればそれに越したことはない。
そういう考え方で行こうとする治療法です。

近心根の周りに見える黒い部分が、慢性炎症が起こっている膿瘍です。
ここは細菌と人間の免疫系が戦っている場所ですので、取り除いた方が良い。

歯医者は金合金やセラミックスの歯を薦めるが、これには理論的根拠があるかといえば、よく分からない。良いお金がもらえるからといった程度のことだろう。まあ、自分で作ってみれば、よく解るが、ほとんどの歯科医師は自分で作ったこともなく、そのメリットを並べ立てるが、笑止千万だ。

横から削り取ることにした。

セメントは効いてはおらず、内部は硫酸塩還元細菌の住処になっている。

レジンコアが見えるが、口蓋根は破断して遊離している

コアを外したところ。歯質はあまり残ってはいない

頬側にはフィステルがみえる

抜歯後。膿瘍が見える。

抜いた歯。歯根分岐部を中心に膿瘍というか、歯根膜が肥厚している。

つづく

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