歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の2次カリエスシリーズ102.00

 
この記事を書いている人 - WRITER -

60代男性、左下7、ブリッジの2次カリエス 002358

口臭は気になるだろうが、痛みがないので放置している。

抜歯の原因で一番多いのは歯牙破折と2次カリエスだ。
純粋な細菌性の歯周病で抜歯することはそれほど多くない。BDRチップで超音波洗浄を繰り返せばどんな頑固な細菌性の歯周病でも治る。

しかしこれらには外傷性咬合が隠れていることが多い。
歯牙破折はもちろんだが、2次カリエスは外傷力によるセメント崩壊、接着はがれが原因となる。
歯周病もだ。外傷性咬合により歯周組織がダメージを受ける。

外傷性咬合をコントロールして、神経を取るなどの安易な歯科治療をやめれば、
歯牙破折も2次カリエスも防ぐことができる。
もちろん歯周病もだ。

このことは歯科業界にとって不都合な真実だろう。

・・世界中の多くの歯科医師はレントゲン写真を見ただけで、保存不可能(Hopeless)と考える。

カットした後、こじるとプチッと音がしてかろうじて残っていた歯質が折れて

冠が取れた。
冠内部はぐちゃぐちゃになっている。

軟化象牙質を除去すると、歯肉縁下の歯根がえぐれたように残る。

えぐれたように歯質が残るのは、歯肉に接したところは虫歯になりにくいからだ。
「虫歯の電気化学説」によると、
歯質に水素イオンが通り抜けるところでCaと電子交換して歯質は崩壊して虫歯になり、水素イオンは水素ガスになる。
歯肉があるところは歯肉に邪魔されて水素イオンが通り抜けられないか、
歯肉は電子の電導性が高いので、歯質から出ようとする水素イオンに電子を与え、Caから電子を奪うことがないので、
虫歯にならないと解釈できる。
昔から、歯根の歯肉に接した帯状の部分は虫歯になりにくいとされているが、従来理論では解釈できない。
不感帯とか呼ばれて、細菌が生息できないところではないかと言われているが、説得力は低い。

CRで築成して経過観察。このまま歯冠修復する。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© I歯科医院の高楊枝通信。 , 2019 All Rights Reserved.