歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療365.01(初級編)

 
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20代女性、右下4、Per、最近歯根付近を押すと痛くなってきた

この症例はこの充填治療中の止血待ちの間にした2本の歯の内の1本だ。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/dental-filling/今日の充填治療492(超々上級編)/

実は3年ほど前にしたCR充填治療のつづきとなる。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-22571/

その時も1年弱で大きく虫歯が進行したので外傷性の咬合があると思ったのだが、
今回も過度な外傷力によりCRが一部剥がれて漏洩したか?と思われた。

表題画像のレントゲン写真を見ると歯根が破折しているようにも見える。歯根の形状がそう見えるだけなら良いのだが、本当に破折していたら、抜歯・再植するしか保存方法がない。

ちょっと嫌だな。。と思う。外傷力のコントロールは起きている時は行動療法、就眠時はナイトガードやナイアシンの服用くらいしかない。ナイアシンは治験で30名くらいに出してみたが、結構よく効くようだ。よく眠れる、嫌な夢を見ないとか。嫌な夢を見なければブラキシズムも起こらないだろう。

とりあえず、止血待ちの間の作業なので、CR除去をしている時間はない。見た目だが、CRが脱離しているようにも見えない。

咬合面より歯髄にアクセスして、歯髄が根尖まで壊死しているのを確認した。
超音波スケーラーのエンドモード#20で根管内部を洗浄して、α-TCPセメントの2回法で根管充填した。緊密である必要もないし、出血・排膿していても大丈夫だ。
自己治癒力で根尖は閉じる。Kファイル等で根尖を破壊してはいけない。根管内部の薬液洗浄も乾燥させる必要もない。エアーブローするだけだ。余計な感染を避け、なるべく短時間で終わる。

CRでカバーして様子を見ることにした。投薬は1日分だったが、翌日から腫れたので3日分追加投与した。今は落ち着いているようだ。










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Comment

  1. 匿名 より:

    臨床など、お忙しい中、日々更新有難うございます。
    ご確認をさせて頂きたいのですが、
    ①αーTCP充填の2回法は、どのような術式でしょうか?
    ②写真にてM という文字が見えているものがあるのですが、
     これは、何かの充填器?でしょうか?
    お手すきの際にでもご返答して頂ければ、幸いです。
    よろしくお願いいたします。

  2. mabo400 より:

    というか、これを麻抜に使う香具師が必ず出てくるはずなので、詳細を公開できないのです。
    これは直覆、生切といった歯髄保存系の技術なのです。

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