歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

若い子シリーズ31.00

 
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9歳女子、左下E(LE)、時々痛い。

しかし、他にも虫歯がたくさんできている。
この子はカリエスリスクが高く、しかも外傷性咬合もある。テニスをしていてマウスピースをしていないと奥歯が痛くなるそうだ。プレイ中に食いしばっているので、歯冠にクラック(ヒビ)が入り、そこから虫歯になるのだ。
親戚の子にもテニスをやっている子がいて、まだ20歳代で、咬合性外傷による虫歯で歯冠崩壊し、抜歯寸前に追い込まれていた。

左下6(L6) ダイアグノデントで計測すると、咬合面はDD96とダイアグノデントでは99までしか計測できないがほぼ上限になっている。30以上で象牙質内部に虫歯が進行しているとされているが、それをはるかに超えている。隣接面にもカリエスができている。次回DDが下がっていなければ、処置が必要だろう。永久歯が虫歯になっていると辛い。

左下E(LE) 痛みが出ているということは歯髄に細菌が入り始めた可能性もあるが、まだ電解質の侵入にとどまっているのかもしれない。一般的な表現では仮性露髄だ。通常の処置は麻酔して抜髄だが、うちではそんなことはしない。露髄していても神経は取らない。CR充填だけで終わる予定だ。

右下E(RE) 頬側にフィステルができている。通常の診断では神経が死んでいるので、感染根管治療をするのだが、どうだろうか。

右下D(RD) 痛みはまだ出ていないが、処置は必要だと思われる。

右下6(R6) 咬合面はDD99と上限に張り付いているので、象牙質内部に深く虫歯が進行している。これも重曹歯磨きと食生活の改善でDDが下がっていなければ、次回処置をせざるを得ないと思う。

つづく

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