歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療455(上級編)

 
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40代女性、左下2、遠心歯肉縁下カリエス、時々痛い

他院(よそ)で神経を取って被せるしかない、と言われたとかで、
それは嫌なので、当院(うち)に来られた。

まぁ、こういう症例はCR充填などやったこともないし、やれそうもない。はっきり言って技術的に不可能。しかも儲からないのでCR充填という選択肢は有り得ない。神経を取ってジルコのクラウンを入れようと躍起になる。ま、それも技術的には難しいが。
というか、やっている本人は難しいのだから、いいことをしているのだと思い込んでいるのかもしれないが、長い目で見ると、歯を壊しているだけというオチなのだ。永く歯医者をやっているとそういう現実を目の当たりにせざるを得ない厳しい現実がある。
それでも人世50年の時代はこれでもよかった。60歳まで生きればよかったね、という時代は歯科治療の問題が露わになることはなかった。その頃には死んでいたのだから。今は人生100年時代、従来型の歯科治療は全く追いつかない。下手をすると、人生の半分は歯の不調に悩ませられた挙句、最後は歯が無くなってしまうのだ。
正解はただ一つ。何もしないように心がけるだけだ。やってしまった人は厳しいかもしれない。

ま、CRの方が歯は長持ちするし、Perになったりしないし、患者にとっては福音なのだが、世の中そんなに甘くはない。歯医者だって生活がかかっているのだ。ま、ベンツやBMに乗りたいだけなんだがw
CRの方が歯は長持ちするし、Perになったりしないし、患者にとっては福音なのだが、世の中そんなに甘くはない。歯医者だって生活がかかっているのだ。ま、ベンツやBMに乗りたいだけなんだがw

この手のCRのコツは歯肉を触って出血させないこと。漏洩を防ぐために接着面は新鮮歯質を確保すること。露髄しないように中心部の軟化象牙質は執拗に追求しない。軟化象牙質の再硬化を図るためにα-TCPセメントで覆とうすること。ストリップスは使えないので、2回法を使うこと。溢出(いっしゅつ)したCRは削り出す。これだけ。

後は画像を参照してください。








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