歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療492(超々上級編)

 
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20代女性、右上8、歯冠崩壊、時々痛い、ブラキシズムあり、

コロナって以来この2〜3ヶ月沁みるし痛かった。
さすがに親知らずは見えないし、器具は届かない、唾液にまみれる、出血のコントロールは難しい。

恐ろしく時間がかかるので、さすがの僕も保存は諦めようか。。と何度思ったことか。
普通は神経を取るどころか、抜歯症例だ。

軟化象牙質(虫歯)の蓋を外すと大きく露髄するので、無麻酔で少しづつ軟化象牙質を除去していった。
痛みがある場所が2箇所あったので、そこが露髄しているところということはわかる。

ボスミンで止血を図ったがなかなか止血できない。止血を待つ間、他の2本の歯の治療をした。それは後ほどアップ予定。

一番最後と二番目の画像の間のことだが、CR充填が終わって、87間にフロスが通るかどうか確かめたところ、せっかく終わったと思ったCRが脱離した。
軟化象牙質ばかりなのでα-TCPセメントも着かない。何度もセメント覆とうもやり直した。軟化象牙質は接着力が弱いのだ。

このCR充填は形にこだわっている場合ではなく、辺縁漏洩が最小になるように努めるのがやっとだった。

今後どうなるか?露髄部分から感染して痛くならなかったとしても、軟化象牙質が再硬化したり、二次象牙質ができるまでの2〜3ヶ月は脱離せず持ちこたえて欲しい。
そうすれば、しっかりした正常な象牙質が得られて、再度CR充填ができるかもしれない。祈るばかりだ。

では、時系列で画像をアップします。





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