歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療512.00(上級編)

 
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30代女性、右上5 温冷痛+、左上6 自覚症状ー、咬合性外傷の虫歯

他院にて、右上5は神経を取ると言われて、左上6は保険では銀歯になると言われた。
現代歯科医学では、冷水痛だけでは可逆性の歯髄炎ということで神経を取る必要はないが、
温痛があると不可逆性歯髄炎ということで神経は取らざるを得ないということになっている。
実は思い込みで噓なんだが、そう信じられている。
その方が儲かるということもあると思うのだが、噓が少なくとも100年以上も信じられている。
歯科業界はなんとも不思議な世界だ。

表題画像と見ていただけると分かると思うのだが、一瞬でいろいろな問題点が目に飛び込んでくる。
まず、下顎が右方変位している。上下顎とも骨隆起が発達している。

話を聞いてみると、子供の頃八重歯で歯列矯正治療をしていた時、ものすごく噛み締めていたことを思い出す。その頃左側を下にして寝ていたということだ。
左側顎関節症があり、これも長年の態癖によるものと思われるが、治療中も関節円板が外れて苦しそうだった。

長年の態癖が今の状況を作っていると思われるが、とりあえず僕には対症療法を施すことしかできない。

外から見てもよく分からないのだが、内部の象牙質は半分以上溶けてしまっていてエナメル質しか残っていない。
咬合性の外傷が続けば、α-TCPセメントより上の部分が破折することは十分に考えられる。破折する前に2次象牙質が十分にでき、虫歯の部分も再硬化(虫歯が治ること)していて欲しい。

時系列で治療過程をアップします。

隣接歯の右上6にも虫歯はある。外傷性の虫歯の特徴の1つとして隣接面カリエスがある。これは咬合力により2つの隣接する歯が押し合いクラックが生じそこから虫歯になっていくが、今回は触っていない。






つづく

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Comment

  1. ミキ より:

    治療ありがとうございました。

    先月、40代になりました★

    歯科矯正はトラウマ級の思い出ですが、
    同じ矯正歯科に掛かった妹は、
    母曰く、出っ歯 だそうです…
    やっぱりヤブ医者だったのではないかと思われます…

    • mabo400 より:

      匿名ブログだから言えますが、不器用な矯正専門医もいます。矯正の勉強中にも先輩から、矯正治療を失敗しないコツは自分の手に負えるものかそうではないかを判断するのが何より重要だと言われたことがあります。困難な症例に挑戦し続けないと進歩はないと思うのですが、現状はそんなものです。
      その専門医はその判断ができなかったのでしょう。。w

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