歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療525(初級編)

 
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30代男性、左下6、自発痛+

世界中の歯科医師は神経を取ることに何のためらいもないことが多いのだが、それでは歯の寿命を縮めてしまう。

今回と次回は痛みが出ているとか、完全に露髄しているとか歯科の診断基準では神経を取らざるを得ない症例をアップしてみます。

当院(うち)の技術では全く神経を取る必要がないという症例だ。

・・去年の11月、痛みが出たので、近所の歯科医院に行ったところ、神経が出ているとのことで、CR充填してもらったが、まだ痛みが取れない。

仕方がないので?、遠くの当院(うち)に来られた。

とりあえずCRを除去していったが、セメントが出てきた。このセメントは特有の匂いがあるので、亜鉛華ユージノールセメントだということが分かる。
このセメント、神経に直接触れると刺激が強すぎるので、直覆してはいけないとされているのだが、なぜ使っているのか、よく分からない。
この歯医者さんは神経を残そうとされている数少ない歯医者さんなのだが、これでは歯科医師国家試験に落ちるレベルだ。あるいは本当に神経が出ているとは思っていなかったのかもしれない。



セメントを慎重に除去していくと確かに露髄している。白の矢印だ。
しかもクラックらしきものが見える。黒矢印だ。
硬いものを噛まない方がいい。
あ、この方、歯を食いしばってピアノの練習をしている方だった。。

今回は3種抗菌剤添加α-TCPセメントで直覆。再CRした。
2週間後に会う機会があったが、嘘のようになんともないそうだ。



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