歯科医院長mabo400のブログ

今日の諦めよっかな〜、、wシリーズ3

 
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60代女性、右下7、Per? Pul?

甘いものがしみる。しみるからには歯髄は部分的しろ活きているようだが、
表題のレントゲン写真を見ると、歯髄が活きているようには見えない。
根尖に陰影が見えない(黒くなっていない)ので、根部歯髄は活きているのかも。。

こういう症例は通常、抜歯です。水平埋伏の8番と一緒に。
それ以外に選択肢はない。少なくとも学校ではそう習う。

この7番を保存する。歯髄も保存を試みる。はっきり言って、無謀過ぎる。

でも、まぁ、アレです。趣味。それも変態的な趣味。
エベレストに多大な時間とコストをかけ、生命の危険を冒してでも登りたい。みたいな。
トップレベルの登山家を変態呼ばわりしたら怒られそうだが、そういう趣味のない人から見るとそれは。。w

日頃からできるできないにしろ、こういう限界症例に挑戦し続けていないと、急に抜歯・再植をしろ、CR充填しろ、とか言われてもできはしない。

このところ、数人続けて、ここの画像をプリントして、近所の歯科医院を片っ端から訪ねて、これと同じようにやってくれ、、!と頼んで回ったが、全部断られた。という話を聞いた。
あわよくば、ここと同じことができる歯医者が近所に欲しい。という下心を持ってw

まぁ、そんな変態歯医者はそうそういないということでしょう。
それに、普通はこんな症例に関わっていても食っていけないという厳しい現実がある。

・・初診時に7番の内部をエキスカベータで搔爬してみたが、食渣が多量に出てきた。
少し知覚もあるようだったので、洗浄してα-TCPセメントとルミコンで仮封した。
この段階でも緊密な充填が重要になる。いじくっただけで、緊密仮封できなかったら、感染を広げるだけだ。それくらいなら、しない方がマシ。

次の日、内部を見るために開拡していったが、通常シャンクが届かない。
それでもラウンドバーをチャックに浅く咥えての作業。歯髄と歯肉との区別というか歯髄が活きているかどうかの確認。同時に接着マージン付近の新鮮歯質の確保。

知覚もあるようだし、出血もするので歯髄は活きていると思う。麻酔をするとこの辺りの微妙な感じは判らない。

今日はお互いに(患者も僕も)体力の限界がきたので、続きは次回にすることに。
大穴が開いているというか、エナメル質が残っているだけ。折れると思う。

同じく仮封して、続きは次回。

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