外傷性の虫歯2

40代女性、左下6、時々痛い 003312
このところ咬合性外傷による歯のトラブルが非常に増えている印象がある。知覚過敏から歯牙破折までなんでもありだ。
それだけストレスが溢れているのだろう。自身の死が近づいているかもしれないことを無意識下で感じているのだと思う。なぜなら10年以内に現在の石油文明は崩壊するからだ。
一番厳しいのは、強烈な食糧危機が起こり人口崩壊すことだ。日本だけでも人口は半減する。このシミュレーションは昔しているので、サイト内をキーワード検索してほしい。
外傷性の虫歯は多く見かけるので、シリーズ化することにした。
前回はこれ
http://mabo400dc.com/dental-treatment/外傷性の虫歯/
・・外傷性の虫歯の最も特徴的なものに、歯茎部に虫歯が発症するというのがある。
歯茎部に咬合による応力が集中するからだ。
金属腐食分野で有名な「応力腐食割れ」という現象に近い。というか同じ現象だ。
そして成人の隣接面カリエスは外傷性の虫歯によく見かける。過大な咬合力により隣接面にクラック(ヒビ)が入り、そこから「隙間腐食」が進行するということだ。
この方の場合は両方の症状が出ている。
近心の象牙質は歯肉縁下まで腐食が進んでいる。この状況で神経を残そうと考える歯科医師はほとんどいないだろう。限界症例だ。
鏡像
虫歯を除去する前
除去後。歯肉縁が見えている。
α-TCPセメントで覆罩
CR充填後