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今日の何やっているの?シリーズ429.00

 
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70代女性、上顎連冠脱離(?) 004435

知り合いの元ヤクザと話をしていて、この世で怖いものって、何が一番怖いか、そういう話が出た。
ハジキやドスなんか怖くもないが、歯医者ほど怖いものはない。とおっしゃる。
まぁ、話し相手が歯医者だからなんだろうが。
どういうことかと話を伺うと、歯科治療はリンチの中でも最も痛い。ドスで刺されて死にかけたこともあるし、あん時は長ドスが股から腹に入って、一瞬で目の前がピンク色に染まって、やられた、これで俺は死ぬのか、、と思った瞬間意識を失った。気が付いたら、幸い、ま、その話はいつか。ハジキが頭に当たったが幸い斜めに弾いて死ななかったこともある。仲間内のえげつないリンチも散々受けて、両手の指も三本づつしかないが、そんなものは大したことはない。
永のお務め(ながのおつとめ:殺人などの長期受刑のこと)の時だったが、歯が痛いというと、手錠をされて刑務官付き添いで歯医者に連れて行かれた、その歯医者は痛い歯だけの治療をするんじゃないんだな、一気に全部の歯の神経を抜いて、全部ブリッジにするんだ。その治療は一日で終わるんだが、生まれて初めてボロボロ泣いた。一日中泣き続けた。子供の頃から家は極貧で他人を泣かせたことはあっても泣いたことは一度もないこの俺がオンオン泣くしかないんだ。麻酔はしていると言いながら、麻酔なんか効いちゃいない(これはリンチ。。?)。気が狂うかと思った。殺せーー!と言いたくても喋れない。開口器と抑制器でがっちり抑えられている。

終わった後も何年も何年も苦しむ。

そして最後は総入れ歯になる。

これがそうとは言わないが、このような症例を見るたびに彼の話を思い出す。

実刑を食らう可能性のある諸君、受刑中は歯が痛いなどとは、決して口に出してはならない。

表題画像がそれで、ぷらぷらしていた全部ブリッジが外れた時には歯も根っこから抜けてブリッジに付いてくる。
17年前にそういう治療を受けたという。

下顎はすでにちょっと前に同じことになって、近くの歯医者でオーバーデンチャーにしてもらったとか。

その場でオーバーデンチャーにすることにした。
ブリッジの歯根その他は全てカットして、維持溝を掘る

口腔内で残存歯に合わせて

一気に口腔内でレジンの直接法で義歯を作る

咬合面

before

after

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