歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療464(上級編)

2020/01/19
 
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40代男性、右下5、インレー脱離、温冷水痛+

他院では2次カリエスだろうということで、MTAセメントを使って様子をみて、最終的には冠を被せると言われたそうだ。そうなると義歯が合わなくなるので、義歯も作り直すハメになる。

うちではオプションを増やして儲けようとも思わないし、技術的にはアクロバテックだが、患者にとって最も負担が少ない方法を採る。

CRで義歯に合わせて歯冠を再建して終わりだ。結果的に最短コースとなる。

6番が欠損しているので、義歯を入れることにより5番に負担がかかる。これがCRインレーが脱離する原因だ。6番が欠損に至った原因やその過程も気になる。外傷性咬合が少なくとも過去にはあったと思われる所見があるからだ。これが解消されていないと、5番もまた同じような運命をたどる。2度あることは3度ある。

スプーンエキスカベータで引っ掛けたら簡単に外れた。

脱離片は咬合に合わせてパクパクしていたので、沁みるはずだ。神経にも近いし。

ちょっと痛いが麻酔なしで我慢してもらって新鮮歯質を出した。こうしないと接着力が弱くなる。
痛みがないところは虫歯と判断できる。痛くなったらそれ以上削る必要はないということだ。患者の知覚をセンサーに使う。この方法が最も患者には負担が少ない。

神経に近いところはα-TCPセメントで覆とうする。

CRは積層法を採る。


義歯に合わせるために義歯を入れて、その隙間にCRを流す。
アンダーカットを作らないようにしないと外れなくなる。
見えないところは心眼を使うw

義歯を外して、

トリミングして経過観察。

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