歯科医院長mabo400のブログ

今日の諦めよっかな〜、、wシリーズ10.00

 
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30代女性、右上6、歯牙破折。

硬いものが好みで、氷を噛み割ったり、堅焼き煎餅を食べるのが好き。また歯ぎしりをしているようにも見える。右下4には顕著なクラックが見える。

口蓋側の歯肉が腫れたり、歯がグラグラしたりしているので、
他院(よそ)を3軒ほどまわったが、どこも抜歯しかないという診断で、抜いてブリッジやインプラントを勧められたので、当院(うち)を来院された。

一見とてもよく作られた自費の前装CKで、只者ではないな?と思わせられるほど丁寧な治療に見える。

レントゲン写真を見てもそれほど悪いとは思えなかったのだが、

実際にCKを土台ごと外してみると歯がない。特に口蓋根は1/2が失われていた。

実際にCKを除去してみると


セメントは効いていないが、内部はそれほど汚れてはいなかった

分割コアになっており口蓋根にポストを差し込む設計になっているのが分かる。保険ではカバーされていない治療法だ。

ところがこのコアもグラグラしているので、引っ張ったら簡単に取れた。
口蓋根の歯質ごとポストの先端付近で破折していたのだ。分割コアになっているので、過大な側方力によりポストは抜けないが歯質が折れてしまうことがある。分割コアの欠点なのだが、術者としては最善を尽くしたつもりなのだと思う。



口蓋根は深い所で破折している。歯肉縁下5mm以上もある。歯肉縁下というだけで抜歯の適応になる。通常の治療が困難だからだ。



つづく

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