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I歯科医院の高楊枝通信。

今日の2次カリエスシリーズ102.02

 
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60代男性、右下5〜7ブリッジ、2次カリエス、自覚症状なし 003701

20年経過症例で、ブリッジの内部がどうなっているのか?
口腔内を見ることのない人には想像もできないと思う。
患者ですら自分の口腔内の細部を見ることは難しいだろう。

・・では、じっくりご覧ください。

前回の続きです。

http://mabo400dc.com/dental-treatment/dental-filling/今日の2次カリエスシリーズ102-01/

前回のつづきを遡って見ていただければ分かりますが、
削った歯というものは一生もたない。必ず2次カリエス等のトラブルが起こり最後は抜歯になる。

歯を削って人工物で修復しようという考え方は人生50年時代の産物であり、
人生100年時代ともなると、全くナンセンス以外の何物でもない。

今回のブリッジのために削られた歯のエナメル質をCRで再建するなど、普通の歯科医師には考えられないだろう。それは当然のことで、歯の形を憶えていないので手が動かないからだ。これは一般の方には信じられない事実だろう。99.9%の歯科医師は歯を作ることはできないので外注に頼るしかない。もしくはお高いCAD/CAMの設備を導入して、借金返済のために歯を削りまくるしかない。それが現実なのだ。一般人はそのことに薄々気が付き始めたようだ。このブログを見てしまった読者は特にそうだろうと思う。うちに来られる患者さんは歯医者には怖くて行けない、すぐ削るとか抜くとかいうからだとおっしゃる方は多い。僕だってそう思いますw

この方はブリッジのダミー部分は咀嚼には必要ない。このままで十分だとおっしゃるのですが、上顎の6番が伸びてくる噛みあわせだったので、それを抑えるために接着性義歯にすることにした。

削るのはCR部分の1mm幅程度なので、クラスプを収めるための最小限の切削量で良い。
もちろん辺縁隆線以外は削らないでもクラスプなので作ることはできる。歯面の上に乗せるだけでも良いからだ。

義歯とは言え、接着するのでブリッジのように使える。脱離した時は再接着でも再製作でもすれば良い。歯にはダメージを与えないことが人生100年時代には最も重要なコンセプトだ。人工物は何度でも作り変えることができるが、天然歯はそうはいかない。一生に1本だけだ。

歯科医師は歯を削って人工物を入れようなどという考えは捨て去るべきだ。自分では作れもしないものを患者に入れようなどとは笑止千万だろう。
作れないということは、それがどういうものなのか?ということを解っていないということだからだ。精々値段順に、松竹梅からお選びください、と患者に言うだけ。

では、どうやって食べていくの?
このブログを隅々までくまなくお読みください。
全て書いていますよw

うっかり歯科業界に入ってしまったが、どうも悪魔に魂を売るのには気がひける。
そういう若い歯科医師のためのブログだからだ。

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