今日も野戦病院シリーズ46
2020/10/22

60代男性、右下8、インレーブリッジの2次カリエス、自発痛+
歯が欠けて痛かったのでうちに来て、仮埋めをしたら少しマシになった。
というのだが、なんとか歯髄の保存治療をしてみることにした。
ブリッジのインレー部分をレストになる部分を残して除去した。
通常の歯科治療法では歯牙の保存が困難な症例なので抜歯になり、元々欠損している7番といっぺんに2本歯がなくなってしまうことになる。
ほとんど健全歯質は失われていて、露髄しているかもしれないが、とりあえずいつものようにCR充填して経過観察することにした。
治療後は痛みはないということだった。
インレーブリッジは脱離しやすいので、2次カリエスになりやすい。
インレー部分をレスト状に形成してCRに包埋すればブリッジ全体を作り直す必要はない。