歯科医院長mabo400のブログ

どの程度の虫歯なら経過観察で良いのか?3

2020/09/03
 
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前振りが長かったのだが、やっと16歳サッカー少年の症例に戻ることができて、まず唾液検査の結果からアップしておきます。
虫歯は細菌感染症ではないとは言え、金属腐食分野ではバイオフィルム腐食というカテゴリーもあるように細菌の繁殖は虫歯(腐食)の進行を助長するし、特に唾液による口腔内のpH調整能(緩衝能)は虫歯の発症に関係が深い。

前回のつづき

http://mabo400dc.com/dental-treatment/electrochemistry/どの程度の虫歯なら経過観察で良いのか?2/

表題画像は検査キットについているリファレンスで、上段は唾液のpH.向かって左程酸性に傾きやすい。要するに青が良くて黄色が良くないということだ。

実際の検査結果は6歳の頃のものだが、虫歯になりやすい唾液の性状だということになった。

下段の2つは虫歯菌とされる細菌培養の結果で向かって右程細菌は多い。要するに多いほど虫歯のリスクは高い。
上がミュータンス連鎖球菌で元々持っている虫歯のリスクを代表していて、下がラクトバチラスで、今現在のリスクを代表しているとされている。

トータルではかなり虫歯のリスクは高いという判定になる。

特に唾液のpH調整能(緩衝能)は低く、口腔内は酸性に傾きやすい。
ここまで緩衝能が低い子は少ない。多分20〜30人に一人と言った感じだ。

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