歯科医院長mabo400のブログ

パッチン義歯5

 
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30代女性、右下7:2次カリエス、右下5:脱離、右下6:欠損

最近はブリッジもインプラントもしたくないという患者は多い。
これらの修復の前提として歯を大きく削ってブリッジとか、歯を抜いてインプラントとか、
はっきり言って歯の寿命を短くしてしまう処置を嫌う患者が増えたということだ。
人生が長くなるにつれ、だんだん歯科医療の現実というものが知れ渡ってきているのだろう。
昔はブリッジがダメになって入れ歯になる頃には寿命も尽きていたのだが、今はそうもいかない。
入れ歯になってから第2の人生とか言っても悲しいものがある。

歯科治療というのはこの百年に渡って、削って人工の歯を型取りして模型上で作って、患者の口に入れると言うことを繰り返してきたわけだが、これにはコンセプト上の致命的な欠陥がある。
模型上で作るからには抜き差しできるように作る必要があるわけで、いくらセメントの性能が良くなってきたとは言え、使っているうちにセメントが緩み、必ず脱離する。
それが以下の画像だ。

黒くなっているのは隙間に細菌が侵入し、黒い硫化鉄(細菌のうんこ)を代謝しているということだ。


CRで歯冠を修復再建した。
CR修復には上記の欠陥がないので、知らない間に脱離して内部が2次カリエスになってしまうことはない。
ただこれには高度なテクニックが必要になるので、歯医者なら誰でもできるのかというとそうではない。
元々器用な子が修行を積むことによってできるようになるのだ。

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これは噛み合わせを決めるためのカスタムの人工歯と基礎床だ。

実際に口腔内にセットしたところ

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