今日の充填治療450.00(超上級編)

50代男性、左下8、頬側歯肉縁下カリエス、時々痛い。
この部分のカリエスは外傷性咬合による応力腐蝕割れと、頬粘膜に隠れているので酸素濃度差腐食のハイブリッド要因だ。
うちにたどり着く前に20軒歯医者を回って、うちと同じようなCR充填治療をしてくれるところを探したが、ことごとく断られたそうだ。歯医者を20軒も回るとか、ものすごくバイタリティーがあるというか、とてもしつこいというか。。w
ここの症例写真を歯医者に見せて、これをどう思う?これと同じようにやってくれない?と依頼したそうだが、冷たい目で見られたとかw
まぁ、そうだろうと思います。
この症例の標準治療は抜歯の一択。神経を取るのも歯根も曲がっているしファイルが入らないかもしれない。一番奥の親知らずなので、そもそもファイルを持った手が届かない。
ま、僕がやっていることは標準治療どころか、歯科医療ですらないということのようだw
表題画像は数ヶ月前のレントゲン写真で、大きな虫歯にセメントらしきものが詰めてあるが、根尖には異常はない。まだ神経は生きているのかもしれない。しかし、この頃、ものすごく痛かったそうだ。この頃、死んだか。。w
これからは頬側のCR充填の画像を鏡像と正像の2種類を連続アップします。
鏡像
詰めてあったセメント
髄腔。神経は溶けて無くなっているようだ
正像
スプーンエキスカがズボッと入る
諦めずに
次の日、違和感があるというので、内部の治療をするのだが、眠たくなったので、明日。
つづく