歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療466(上級編)

 
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20代女性、左上5、2次カリエス

甘いものがしみるということだったが、神経はないのでこの歯ではないと思うのだが、レントゲンでは明らかな2次カリエスなので、開けてみることにした。

レントゲン写真ではCKの直下の2次カリエスだと思ったが、実際は歯肉縁下3〜4mm程虫歯になっていた。通常は治療困難という理由で抜歯になってもおかしくない症例だ。

見た目も怪しい。

内部はCRコアとスクリューポストになっている。

CRコアの下が絶望的な虫歯になっている。

虫歯を除去すると遠心の歯根壁は非常に薄い。
歯肉縁下は経験的に虫歯になりにくいのだが、その理由はまだ解っていない。
電気化学的にはプロトンがCaから電子を奪う前に軟組織にプロトンが流れてしまうからだと思われるが、虫歯は細菌感染症だというのが定説である以上、永遠に謎のままだろう。

後は軟化象牙質の再硬化を図るためにα-TCPセメントで裏装し、CRで歯冠を再建していく過程を時系列でアップしてみる。

このように口腔内で歯冠をCRで再建することは多くの歯科医師はできない。歯科技工士ならできると思うが、歯科技工士は口腔内の治療ができない。僕はダブルライセンスだからできるのだろうか?
それでもかなり練習する必要はあると思う。

でも、一番の問題はチェアタイムの問題でしょうね。。こんなのに小1時間も歯科医師が張り付いていたのではたとえ自費治療でも儲かりませんからね。歯科医師がするのは削るところだけで、後は歯科衛生士と歯科技工士に丸投げした方が楽だし何倍も儲かります。

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