今日の充填治療520(上級編)

40代女性、左上4、冷水痛+、二次カリエス
歯肉縁下に及ぶカリエスで、通常は充填治療は無理で神経を取って冠を被せるというのが標準治療というのが2つ続く。これが2つ目だ。
咬頭で対合歯と当たるので、外傷性咬合となっている。クラックが入っているのが分かる。
見た目は隙間が見えるわけではないので、二次カリエスに気がつくのが遅れた。
表題画像は治療途中の実像だが、内部の象牙質がほとんど失われているのが分かると思う。
象牙質だけが溶けるわけはイオン化傾向が象牙質>エナメル質だからだが、歯科医師はまだ気がついていないようだ。
この歯は治療後の冷水痛が残っているということで、再治療が必要になるかもしれない。その時はご報告。
では時系列で