歯科医院長mabo400のブログ

今日の抜歯再植術シリーズ124.02

 
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前回の続き

http://mabo400dc.com/dental-treatment/replantation/今日の抜歯再植術シリーズ124-01/

1年4ヶ月も前の症例で、その後どうなったか?
患者さんによるとレストが隣の歯に着いていないようだと担当に歯科衛生士に言われたので、心配になったとか言われていたので、当時のCKのセット時の画像をアップしておきます。

そもそもこのような、はっきり言って、2回目の再植で「Hopeless」な歯でもなんとか保存することは可能だが、その都度状況は悪化していくのは避けられない。

それでも諦めたらそれは終わりなので、どうにか維持管理していくしかない。
人間というものは非常に強いので、こんな歯でも状況をしっかり把握して、適正に使えば歯の寿命を延ばすことができる。

誰でも把握できるように膨大な術中の画像を編集してアップしている。
もっとしっかり活用してほしい。

超音波スケーラーでクリーニングすると調子が良いということだったが、それは当然で、歯根と歯肉の付着のない分岐部やクラック部分に付着している細菌が超音波によるキャビテーション効果で除去されるからだ。

キャビテーション効果は検索してほしいのだが、超音波振動により真空の泡ができ、それが爆縮するときの衝撃波で付着物が取れるのだ。

超音波スケーラーは頻繁に使うとメタルチップで歯面が傷つく。

そこで超音波バブルを発生するジェットウォッシャー「ドルツ」を使ってほしい。
これをうまく使えば歯面を傷つけずに綺麗にすることができる。
ただ強すぎると付着を剥がしてしまう可能性があるので、60%出力で使ってほしい。
痛みを感じるのは強すぎるのかもしれない。

歯肉の黒ずみはずっと以前からあったもので、メタルによる刺青に見える。
金属の冠を入れた時に入った金属の酸化物の色だ。

角度を変えてのbefore/afterだが、両隣接歯にはCRによるカバーがあり電気化学的には絶縁されているので、レストの接着剥がれが起こっても虫歯にはならない。

before

after

before

after

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