歯科医院長mabo400のブログ

今日の抜歯再植術シリーズ140.00

 
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40代女性、左上7、歯根破折、咬合痛+

抜歯再植というのは、内部からの保存処置が困難もしくは不可能な症例に適用されます。
もちろん完全に元に戻るということはないが、それでも抜きたくないと強く望まれる方に施す処置です。

2年半前のレントゲン写真がありますが、その時は症状はひどくはなかったが、右下の再植後(記事を探したが見つからなかった)、治癒を待っている間、左側ばかり使ったために破折した、もしくはクラックが広がったのかもしれない。

2017/09/30

忙しくて右下の再植後ちょっと開いてしまって、再来院時の画像です。
歯槽骨は粗完全に失われており、保存できる希望はない。

2019/12/28

それでも、ジェットウォッシャーを当てると痛みがあるということなので、歯根膜の一部は生きていると判断して、抜歯再植を試みることにした。

口蓋側、クラックが見える。

ブリッジの後ろ半分を除去する前に7番の冠の除去を試みた。
セメントは効いていない。ほとんどのセメント合着物はこうなのだけれど、問題はないことが多い。
虫歯の電気化学説的にはイオン伝導性の低いFeSを代謝する細菌の嫌気性の繁殖環境である限り2次カリエスにはなり難いと説明できる。





やはりクラックは完全に離断しています。腐敗臭がします。クラックだけならα-TCPセメントで埋まる可能性はあるのだが。。仮封セメントで次回抜歯予定。



つづく

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