歯科医院長mabo400のブログ

外傷性の虫歯7.01

2020/05/25
 
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13歳、右下6、自発痛+、他院で抜髄と言われた

神経を取ると歯の寿命は確実に短くなる。人生100年と言われている現在、それは避けねばならない。
削る治療はなるべく先送りする方が良い。

この歯は歯ぎしり、テニスの練習中の食いしばりでクラックが生じ、そこから虫歯になっている。
それだけではなく、フッ素爆弾と呼ばれる咬合面の中心窩から象牙質が露出し、象牙質だけが溶けてしまう虫歯の2種類のパターンが見られる。
電気化学的にはどちらも異種金属接触腐食、酸素濃度差腐食による虫歯だ。

軟化象牙質(虫歯)を全部取る必要はない。ハイドロキシアパタイト系の覆とうセメントで再硬化する。
今回は近心の隣接面カリエスはアクセス時に知覚があり、それほどひどくはないと判断し、重曹うがいだけで充填治療は先送りした。

鏡像





実像



クラック


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Comment

  1. ひろ より:

    お疲れ様です。フッ素爆弾怖いですね。
    もしかして若いひとに多い隠れう蝕のことですか??

    —–
    比較的若い年齢層では「隠れ虫歯」と呼ばれるものがそれです。エナメル質に大きな変化がないまま、先にその下の象牙質が下堀れ型に破壊されるのが特徴です。殻状に残るエナメル質が割れて急に大きな穴が開いてわかることが多いのですが、すぐには痛みません。痛み始めると強烈で、その場合、歯髄を取らざるをえなくなる厄介な虫歯です。
    —–

    • ひろ より:

      イオン化傾向からすれば虫歯はエナメル質よりも象牙質が優先的に溶けるので、フッ素爆弾とは何かなと考えてしまいます。

      フッ素で出来るのは10ミクロンの薄くて非常に不安定な構造ですものね。

  2. mabo400 より:

    fluoride bomb というのは、フッ素反対派の考え方で、フッ素で丈夫になるのは表面だけなので、内部だけが溶けるという連想?によるもののようです。

    • ひろ より:

      実際に内部だけ溶けることってあるのですか?フッ素関係なく普通の虫歯のような気もしますが連想ですよね。

      酸蝕症もエナメル質が溶けると一般的には考えられていますが、エナメル質との自然電位差で象牙質から溶解してましたよね。
      フッ素だと歯牙形成不全になったりする気がします。

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