歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療503(上級編)

 
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80代男性、左下7、歯肉縁下カリエス、パーキンソン病

実はこの方、中学生時代の僕の恩師で、僕が朝遅刻しそうになりフラフラ歩いていると、
後ろからバイクに乗ってやって来た先生に、後ろに乗れと言われて、1〜2度二人乗りを楽しんだ。
これが僕の初のバイク経験だ。
当時はヘルメット装着義務もなかったし、おおらかな時代だった。
バイクは125〜250ccの実用車だったと思うが、車種まではわからない。

ところが先生はその数年後、バイクで走行中ダンプ車の後輪に巻き込まれて大怪我、生死を彷徨ったそうだ。
運良く助かったが、片足は短くなり杖がなくては歩けない障害者になってしまわれた。
先生はまだ30代だったと思う。

僕が地元で歯医者を始めた頃から不自由な身体を押して毎月のようにクリーニングに来ていただいている。
歯医者に行くのが楽しみだとおっしゃる。

数年前パーキンソン病を患われ、ますます歩けなくなり、歩行器になんとかすがりついて来院していただいている。

そんな時、左下ブリッジの後ろの片割れの歯茎部に虫歯ができているのが見つかった。
長時間の治療には耐えられないのでブリッジを再作成することは避けたい。
そこで、部分的に金属冠を外して虫歯の治療を試みた。

こういう治療は難しく時間がかかる割には2000円程しか保険では出ないので、誰もやりたがらないと思うが、仕方がない。
バイクに乗せていただいた恩義もあるしw

見た目では虫歯があるのかどうかは判らない。冠を除去してみてもわからない。
歯肉縁下の虫歯の治療は出血させてしまいやすいので治療困難症例となる。
治療を諦める歯科医師も多いと思う。
しかし頑張ればできないことはない。
背中が曲がってしまわれているので、立位での治療になる。僕の身体もきつい。






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