今日の充填治療330.1(中級編)

   

前回のつづき、30代男性、右下67、2次カリエス、時々痛い

不規則な食生活に加えて、過大なストレスによる噛み締め、
つまり外傷性咬合が疑われる。

この方、ある組織のトップを務めているそうで、
睡眠時間2〜3時間とか、
そんな生活を続けていると体を壊しますよ、というと、
辞めたいんだけど、(任期途中で)辞めたりしたら、社会的に死んでしまいますよ。。だそうで、
一体どういう組織なんだ。。w?

痛くて当然で、冠部歯髄に虫歯が届き始めている。
一般的な保存修復学の知見では神経を取って冠を被せるというのは仕方がないと、
ほとんど全ての同業者さんはお認めになると思います。

しかし、
初診時に水硬性セメントで仮充填した、
これだけで痛みは止まる。
同業者の方はこの事実をしっかり認識してほしい。
水硬性セメントは漏洩が少ないということはよく知られていると思う。
要するに虫歯に細菌ではなく、イオンの侵入がなければ虫歯の症状は治ると言うことです。

軟化象牙質を露髄しない程度に除去、

正像を見るとどの程度の虫歯かよく判ると思う。
ほとんど象牙質は失われている。

α-TCPセメントで覆とう

CR充填後。
痛みは一瞬で治る。

同業者の諸君はどう思うだろうか?
CR充填技術に優れた術者だから、こういうことができる?
そうではありません。

虫歯はイオン的に絶縁できれば治ります。
それだけのこと。

 - 削らない・抜かない歯科治療, 虫歯の電気化学説