歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の咬合シリーズその1

2017/03/20
 
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「今日の咬合シリーズ」も始めますが、
どうなりますか。。

世の中には咬合の不調和をどうするとか、咬合治療だとかとかよく言っていますが、

実際にすることは最小限、早期接触がないように足したり削ったり、
フルマウスでバランスを取ることでしかありません。

歯並びは個人差が大きく、バランスなど取りようもない、
どうしようもないケース(オープンバイトとか)も多いのです。

それもあってか、歯学部では「咬合治療」について理論も実技も習いません。
というか、「咬合学」というカテゴリーがありますが、
中身がないのです。
精々「犬歯誘導」、「アンテリア・ガイダンス」、咬頭勘合位の「ABCコンタクト」位しかない。

「咬合治療」と言っても、そのようなものは存在せず、
「咬合の不調和」という病名も存在しない。
あったとしても、歯医者の知覚能力や技量に左右され、
科学的に検査、記録し、理論構成して、他人に伝授することが難しい。
なんだか怪しげな世界に迷いこんでしまいそうです。

ですから、やっても尻の持って行き場所がない。

まあ、そういうことですので、
期待しないでください。
あ、だれも期待していないって?^^

http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-593/

この方に「犬歯誘導」を付加したときの画像をご紹介。

「犬歯誘導」というのは歯学部で習うので、誰でも知っていると思います。
下顎を左右に動かすと上下の犬歯同士が接触して、
奥歯や前歯は当たらなくなります。
当たると知覚過敏や歯髄炎、歯根膜炎、歯周病の悪化、歯牙破折、虫歯、顎関節症など
いろいろな症状が出る場合があります。

出る場合があるということは、
「犬歯誘導」がなくても歯を外傷性に接触させない人もいるということでしょうね。
というか、実際には症状が出る人の方が少ないという印象です。

犬歯誘導を左上3番にCRで付加する前(中心咬合位)。
IMG_6108-15.JPG

犬歯誘導を付加した後(中心咬合位)。
IMG_6112-15.JPG

側方運動時、前歯も奥歯も上下が離れる。接触しているのは3番(犬歯)だけ。
IMG_6113-15.JPG

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