今日の咬合シリーズ5

      2017/03/20

今日2回目のエントリーです。

14歳女子、朝起きたらいきなり口が開かなくなって、
大慌て、、
うちが休みだったので、
4軒歯医者を回ったが、治らなかったそうだ。

この子は小さい頃からうちで予防管理していたので、
気にはなっていたのですが、

典型的な顎関節症です。

この子の場合は、
顎関節内の関節円盤が関節内に戻らなくなってしまった状態です。

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このように下顎が後方に押しやられ、
いわゆる後方強制位になっている。
これでは顎関節にストレスが集中するはずだ。

別の歯医者では、
上顎前突(出っ歯)なので、抜歯矯正を薦められたそうだ。
よくありがちな誤診ですね。
これでは悪化することはあっても治りません。

顎関節症の治療は咬合挙上副子を装着して、
咬み合わせによる下顎の後方強制位から下顎を開放してあげると、
下顎はより前方の楽な位置に落ち着きます。
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症状の出ない、下顎が前方の楽な位置を憶えると、
自分で関節円盤が外れたりするのをコントロールできるようになります。
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これでは、臼歯部に隙間ができて食べ難いので、
マルチブラケットによる矯正治療で隙間をなくすることにしました。
さてどうなるでしょうか?
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この位置で咬めるように。。が目標です。
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