上顎骨劣成長による反対交合

      2017/03/20

久方ぶりの歯科ネタです。

・・福島の原発事故のことを考えると気が滅入りますね。
狭い日本に原発は危険過ぎます。

枯渇性資源が減耗したときには、
豊かな自然の恵みが日本にはあったはずであり、
それが希望だったのですが、
原発事故はそれを台無しにしてしまいました。

東北の豊かな農林水産業は永久に復興できないかもしれません。
それでも、石油ピークが過ぎ、食料ピークが来れば、
高度に放射性物質に汚染されていようが、
日本人は、東北の魚介類や農作物を食べるしかなくなります。
子供はともかく、大人は食べるしかないでしょう。。

それでも原発が必要ですか?電気が要りますか?お金が欲しいですか?
理解不能です。

あ、本題に戻ります。

乳歯の時は目立たなかったのですが、
上顎の劣成長があって、
下顎はちゃんと並んだのですが、
上顎の犬歯が並びませんでした。

上顎の前歯を床装置で前方誘導してがんばったのですが、
無理だと判断して4/4抜歯で、ブラケットを付けました。

一時的に反対交合になったりしましたが、
顎間ゴムで下顎前歯を後方移動させました。
顎間ゴムくらいでは6番のブラケット(バンドではない)は外れません。

この矯正方法はシンプル(安い)なオリジナルの方法です。
矯正専門医の方はそんなバカな、、と思われるかもしれませんね。

2005/11/12
051112.JPG
6歳、前歯部交換期。
歯列が小さいので、
床装置で拡大を始めた。
6歳臼歯の咬合関係は正常。

2006/11/18
061118.JPG
下顎はなんとか並んだが、3番の萌出スペースはない。
上顎は咬合斜面板付きの拡大装置で、
上顎前歯をアオルが厳しい。

2007/06/09
070609.JPG
引き続き、床装置で3番の萌出スペースを確保しようとしている。

2009/06/13
090613.JPG
下顎はなんとかなりそうだが、上顎は劣成長が目立ってくる。

2009/11/14
091114.JPG
一見、上顎前歯は正常咬合に見える。
しかし、上顎3番が萌えてきたが、唇側転位は避けられない。
4/4抜歯を決断した。

2010/01/30
100130.JPG
4/4抜歯後、下顎にブラケット装着014″でレベリング開始。
上顎は3番にブラケットを装着できるまでブラケットは装着せず、萌出を待っている。

2010/05/22
100522.JPG
上顎の床装置を外し、ブラケットを装着するとこの子本来の咬み合わせ(反対咬合)に戻る。

2010/06/18
100618.JPG
下顎は通法どおり、3番から遠心に送る。
上顎はレベリングが終わった時点で、咬合挙上板を装着すると、
下顎前歯部の遠心移動はスムーズとなり、矯正期間は数ヶ月節約できる。

2010/11/13
101113.JPG
前歯部の被蓋関係は改善されたが、下顎臼歯部が近心に移動しすぎた。
矯正治療は相対的なものだから、固定源(臼歯部)も反作用でそれなりに動く。

2011/02/05
110205.JPG
これ以上は歯列内での歯牙移動は困難なので、
顎間ゴムを使用した。3ヶ月くらいだ。

2011/03/19
110319.JPG
僕の誕生日だが、福島第一のメルトダウン、水素爆発、事故進展中。
・・とはいえ、矯正治療の方はうまくいっている。

2011/07/16
110716.JPG
で、今日。
上顎も角ワイヤー016″-018″(一番ライト)に換えて、
トルキングを付けて、頬舌的な微調整を始めた。
ここまで1年半、2年以内で終わると思う。
←は6番用のブラケット。これが珍しいらしい。。?
拡大画像。
IMG_3231-16.JPG

 - 歯科未分類, 削らない・抜かない歯科治療