歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

異所萌出歯の矯正治療2

2017/03/20
 
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この子は今年の3/5にブラケットを装着して矯正治療を始めました。
11歳男児、震災前でした。。
http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201103050002/

その後どうなったか?
という症例報告です。

通常の歯列不正は歯の大きさに比べて、顎の大きさが小さ過ぎることが原因ですので、
歯列の拡大装置で対応できることがほとんどです。

この子のように、永久歯がかって気ままに萌えてくるケースはそれほど多くはありません。
数十人に一人くらいの印象です。

先天欠損や歯牙の形態異常を伴っている場合もあります。
理由は分かりませんが、DNAレベルの問題なのでしょうか?
妹にも乳臼歯の萌出困難という問題がありました。
そのうち症例報告するかもしれません。
少なくとも家族性に問題が表れるこたがあるということは言えるのでしょう。

乳歯列の時は特に問題はありませんでした。
20070915-1.JPG

最初は、8歳になっても9歳になっても上顎の1番(前歯)が萌え替わらないことから気が付きました。
通常は7歳位には萌え替わりますが、アレ?おかしいな?と思い対策を取り始めました。

レントゲンでは上顎の3~3に問題ありです。
右上の2、3の位置が入れ替わっています。
右上2の形態異常(厚みが大きい)、左上2の先天欠損もあることが分かりました。
1008211659.jpg

右上2の形態異常は削ってCR充填で形態修正を予定しています。
先天欠損に関しては保隙を考えていますので、別途症例報告するかもしれません。

ここでは右上2、3が入れ替わっているのを治す処置に注目します。
使える道具は最低限の矯正用の装置だけですので、
なんとか力の方向を考えながら抜けないように処置を進めます。
大人なら無理だと思いますが、
子供はなんとかなります。

2011/02/19
右上3が見えてきました。
20110219-1.JPG
2011/03/05
開窓してブラケット装着、014″(オーワンフォー)でレベリング。
今なら形状記憶合金製の既製のワイヤーとか使うのでしょうが、
貧乏なので、仕方がありません。
20110305-1.JPG
2011/04/09
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2011/05/07
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2011/07/02
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2011/08/31
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2011/10/22
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で、2011/12/03
20111203-1.JPG

つづく

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