歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

インレー修復考、つづき

2019/01/12
 
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話の流れからお気づきだと思いますが、
表題画像は僕自身の歯です。
本来ならカリエスリスクも低いので、
当時の僕が今のうちの歯医者に来たのならインレー修復などをすることはなかったでしょう。
当時は安易にこのような対症療法を迷わず選択していましたが、
今は誤りだと思っています。

もちろんインレー修復がCR充填になっても同じ事、
予防歯科をやっていて、充填処置をせざるを得ない状況に追い込まれたというのは、
敗北だと認識しています。

僕がインレー修復を止めた最初の理由は技工も自分でやって体調を崩したことがきっかけでした。
昼は削る歯医者、夜は歯科技工士、時には徹夜でそのまま歯医者をする。
こんな生活を2年弱続けたあげく体を壊しました。
技工を外注して満足のいく技工物ができればよいのですが、
現実には難しい。
どこかで目を瞑って仕事を流していくか、
治療の精度にこだわり体を壊すか、
コストを度外視して歯科医院がつぶれるか、
治療費は高いが精度に拘り続けるか、

なやんだ結果補綴専門医から予防歯科に180度転換しました。
どうせ仕事ができずに歯科医院がつぶれるなら、
徹底して削らない歯医者になろうと思ったからです。

虫歯を削らないで予防管理していくと、意外に虫歯は進行しないことに気が付きました。
口腔内写真は予防歯科の必須ツールですので、1年に一度は撮ります。
歯科治療が必要になる度に撮るということを続けていくと、いろいろなことが分かってきます。

新規に充填処置が必要になるケースは非常に稀で、月に1~2本になります。
削る歯医者をしていた頃は、毎日数本はインレーの形成・印象・装着をしていました。
今は再治療のCR充填は日に1~2本しかありません。

たぶんですが、すべての歯医者が削らない予防歯科医になれば、
歯を修復するということ自体が非常に稀なことになるでしょう。

歯医者は仕事を増やすために仕事をしているという現実があります。

それは修復方法の種類にかかわらず、いつかは必ず再治療が必要になり、
最後は抜歯するしかなくなり、ブリッジ、入れ歯、インプラントとその度に仕事は増えていくからです。

もし、月に1~2本しか充填治療がないとなると、
大多数の歯科医院は必要がないということになります。

削る歯医者をしているとその仕事に追われてなにも見えませんが、
予防歯科をやっていくといろいろ見えてくるものがあります。

つづく(?)

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