歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

コーヌス義歯の修理(業務連絡)

2017/03/20
 
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コーヌス義歯はブリッジとも取り外し式の義歯ともつかない面白い義歯です。
ちょうどよい「あそび」があるので、歯が長持ちします。
僕がインプラントをやらない理由はこの点にあります。
適度な「あそび」がないとどこかに無理が生じるのです。
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外すとけっこうびっくりしますが。。
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この義歯は製作から13年経っていますが、左上7は最初の修理を3年前にしました。
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今回の修理は2回目の修理で、今回が最期の修理になるでしょう。
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壊れる理由は右側の歯がないので、左側ばかり使うからです。
右側に歯を作れないのは、右半分に麻痺があり、僕にはよく解らない理由で患者さんが拒否されたからです。

型取りをして石膏で作業模型を作ります。
3つの歯根がバラバラに分離しています。
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ワックスでコア(土台)を作り、口腔内でも調整します。
左右逆なのは、口腔内は鏡像だからです。
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そのまま円錐台にセットして埋没します。
この辺りはやったことが無い方にはよく解らないかもしれませんが、
「ロストワックス法」というロウを焼却した型に金属を鋳込んで、
ワックスと金属を置き換える方法です。
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このピンクのワックスは「MUTSUMI社のHIGH QUALITY バイトワックス」で、
強靱性、操作性の点で、
現在入手できる直接法に耐えるワックスとしてはベストです。
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技工士は埋没材にはけっこう困っていて、
実は金属が変形したりして石膏模型にフィットしない(当然口腔内でも)埋没材が出回っているのです。
僕も困って、片っ端から購入して試したところ、
ビビデント社のフォーラム・ベストが最高でした。
是非使ってみてください。
銀合金から金合金まで使えるクリストバライト系の埋没材で、
その精度は感動ものです。
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金属に置き換えたところ。
分割コアになりました。
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口腔内にセットして終わり。
2、3年は保つでしょうが、その後は抜歯して義歯床を増設します。
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