今日の2次カリエスシリーズ76

   

40代女性、右下7654ブリッジ、2次カリエス

頬側に虫歯ができやすいのは、ほっぺに隠れて酸素濃度が低くなり通気差腐食が起こるからで、歯列接触癖などで口筋群に過緊張のある方に多い。この方は舌に歯型がしっかり付いている。

さらに虫歯を進める要因に金属と象牙質のイオン化傾向の差が大きく、金パラと象牙質間ではpH2で0.7Vもあり、象牙質の方がイオン化傾向が高い(溶解・腐食する)というのがある。

ここだけ冠を破ってCR充填を試みてみようと思ったが、虫歯が広範囲に広がっていたので、ブリッジを除去することにした。

除去してみると幸いにも虫歯は限局的なものだった。

マージン付近の虫歯はしっかり取って、ボンディング材の接着力を損なわないようにし十分な辺縁封鎖性を確保することに努める。

α-TCPセメントで覆とうし

CR充填した。時間がなかったのでトリミングはしていない。バイト調整のみだ。

今後の治療方針だが、ブリッジの再製作というよりはCRでエナメル質を再建し、
義歯にすることにしよう。

 - 削らない・抜かない歯科治療, 今日の2次カリエスシリーズ