若い子シリーズ17

   

15歳女子、左下7、この子も数年予防管理していましたが、ダイアグノデントの数値も上がり続け、そろそろ痛くなってきたというので、仕方なくCR充填しました。

予防管理失敗症例ですが、それでも虫歯を見つけたら虫歯は進行する一方で自然治癒することはないということで、即日削る治療をしなくてはならないというわけではない。
虫歯は自然治癒することもあるし、進行が遅くなり、止まってしまうということはある。
飲食直後の「重層うがい」が効果的だ。なぜなら酸性環境では腐食電流が流れやすく虫歯が進行するからだ。なるべくアルカリ性環境にして虫歯の進行を止め、さらにアルカリ性で歯(ハイドロキシアパタイト)が再結晶することを利用するのが良い。

軟化象牙質(虫歯)は完全に追求する必要はない。α-TCPセメントで再硬化する。
虫歯は細菌感染症なので完全に取らないと再発するというのは、辺縁漏洩を防ぐことができなかった時代の話で、CR修復技術が進んだ現在では誤りだ。
虫歯は電気化学的なハイドロキシアパタイトの腐食なので、イオン伝導を遮断すれば止まる。

α-TCPセメントで覆とう

CR充填後

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