今日の充填治療その47

      2017/03/20

楽天フォトが復活したので、画像の編集がしやすくなりましたが、
アップロード先はブログ内ですので、
コメントを書く暇がないときは画像のみで放置状態です。
コメントは後ほど。

で、コメントです。
49歳男性、やはり外傷性咬合があり左下7のクラックから急速にカリエスに至った症例です。
クラックつまりヒビというか隙間があると、そこから腐蝕が進行します。
歯牙には電導性があり金属としての性質があるので、金属腐蝕が起こる。それが虫歯です。
この場合、金属腐蝕学分野ではちゃんとした名称があり、
ずばり「隙間腐蝕」といいます。
原理は隙間内部は外部に比べて酸素濃度が低いので、「通気差腐蝕」が起こるというものです。

2005/08/05 7年前の画像、
左下6、7の咬合面にはアマルガムが充填してありますが、
6の遠心には強い咬合力によるエナメル質のチッピングが見られ、
7には、近遠心的にクラックが見えないこともない。
050805-1.JPG

10ヶ月前、2011/04/13
アマルガムはダツリしているが、特に問題はないように見える。
クラックは明瞭に見えるが、
エナメル質限局性なのか象牙質まで波及しているかどうかは判らない。
110413-2-1.JPG

今日、2012/02/20 冷水痛があるということで来院された。
120220-3.JPG

軟化象牙質をある程度除去すると、象牙質に達するクラックが明瞭に見える。
完全には離断していないので、α-TCPセメントで裏裝してCR充填。経過観察予定。
#この画像は正像で、他は鏡に映った鏡像です。左右逆に見えます。
120220-4.JPG
120220-6.JPG

CR充填だけでは不安なので、CKで補強の為の形成と印象をした。
6の 挫滅している遠心辺縁隆線の状況を見ると6も歯冠破折の怖れがあり、
この歯も補強しておいた方がよいと思われます。

しかし、最近多いです、外傷性咬合。。
くいしばっている人が多いようです。
皆さん、余程ストレスが溜まっているのでしょうか?
こういうことから、僕は現代文明の崩壊が近いことを感じますが、
感の鋭い人は意識的、理論的には分からなくても、無意識下で感じているのかもしれません。

120220-7.JPG

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