今日の充填治療その48後半 (5)

   

充填物(詰め物)の保ちはどうか?
皆さん気になるところだと思う。
長年同じ場所で歯医者をやっていると、
特に予防歯科をやっていると、
一見さんはあまり来ないので、なじみのお客さんばかりになる。
じぶんで処置した症例がどうなったかということを追跡しやすい。

そして、ランキングを付けることもできないこともない。
できないこともないとか、ちょっと奥歯にモノが挟まったような言い方しかできないのは、
保ち(もち)というのはどういうことか?という定義の問題があるからだ。

壊れるのが見えるので、大事に至る前に補修がしやすいCR充填。
2次カリエスができても透けて見え難いので手遅れになりやすいメタルインレー。
ここでやっているような歯肉縁下に及ぶ大きなカリエスはそもそもメタルインレーの対象外だし、
(ふつうはCR充填の対象外でもある)
CR充填が技術的に無理なら、神経を取って差し歯にするしかない。

どちらにしても術者(技工含む)の技量によって予後が大きく変わる。

それでも、メタルインレーができる程度の虫歯を僕が処置をすると、
どれが長保ちするかといえば、

ハイブリッドインレー<<CR充填<メタルインレー<アマルガム充填 です。
田舎ではポーセレンインレーはほとんど見かけないので、分かりません。
自分でしたこともありませんし(思い出せないだけかもしれません)、今後するつもりもない。。

コストパフォーマンスを考慮すると、
CR充填が圧倒的に高い。
また健全歯質の削除量はCR充填は圧倒的に少ないので、
定期的な予防管理をしながら、問題が出たら補修をするというのを前提とすれば、
CR充填の一択になると思う。
また、ここにアップしているような漏洩があると確実に失敗する症例にはアマルガムは無理です。

今回のCR充填治療は虫歯の穴に歯肉が迷入していて、
電気メスで切除したので、麻酔は使いました。
また非常に深いので辺縁隆線から7mm下まで届くハンドピースが必要になります。
ストリップスは手切り加工しています。

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 - 今日の充填治療シリーズ, 削らない・抜かない歯科治療