今日の充填治療339(上級編)

   

今日は技工作業で遅くなったので、1つだけ。

20代女性、左上8、頬則〜遠心カリエス

この部分のカリエスは頬の粘膜に覆われているので、低酸素状態になり虫歯になる。
理工系分野では「酸素濃淡電池」という腐食電池の形成によるイオン伝導性セラミックスであるハイドロキシアパタイト(歯の主成分)が電気化学的に腐食すると説明されるが、歯科業界は未だに気がつかないようだ。
歯科医学は100年経ってもその本質は変わっていない。思考停止状態を100年以上も続けている。

その大きな理由の一つは電気がわかる歯医者がいないからだw

通常は親知らずのこの部分のCR充填は技術的に困難なのでその適応外だが、やってできないことはない。超絶技巧が必要だが。

黒い部分は硫酸塩還元細菌の最終代謝産物のFeSで、虫歯だから黒いというわけではない。歯医者でも知らない人がほとんどだ。なぜなら歯学部では習わないからだ。口腔細菌学という研究分野はあるのだが、斜め上の研究をしているようにしか見えない。

すべてのプロセスは無麻酔で行う

CR充填後。ストリップスは使えない。

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