今日の何やっているの?シリーズ331

   

40代女性、左下67、排膿、違和感、咬合痛

この部分は外傷性咬合だか、PだかPerだかはっきりしませんが、歯槽骨が高度に失われ、様々な不快症状が現れています。

6番の遠心根から排膿しており、慢性的な炎症症状が認められる。

直接的な原因は細菌感染なのだが、P治療や感染根管治療は難しい。
というか、しても治癒する見込みがないどころか悪化する懸念すらある。
医療というものは治療法は様々あるのだが、実際に施療した結果が期待どうりに上手くいく保証はない。

こういう場合、最小限の侵襲で意外と上手くいく方法がある。

象牙質にアクセスし、

抗菌剤添加α-TCPセメントを貼付する方法だ。
象牙細管を通して薬剤による持続的な静菌効果が期待できる。

この場合も辺縁漏洩は禁物で、漏洩があれば上手くいかない。
細心の注意を払ってCR充填する。

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