歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の2次カリエス4

2017/03/20
 
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40代女性、左下5。
失活歯でメタルインレーがダツリした症例です。
インレー内部は全て黒色物質(FeS)が付着しており、
セメントは全く効いていません。
隙間ができている状態で長く経過していたものと思われますが、
意外に腐食は進んでいません、象牙質は軟化していませんでした。
黒変している部位も軟化していません。
というか、黒変しているとそれ以上腐食は進行しないようです。
それは、硫黄代謝系の嫌気性菌の最終産生物のFeSは分極剤となって、
電蝕を阻害するためかと思われます。
今回はCR充填に当たり、黒変象牙質を除去してしまいましたが、
除去の必要性はなかったかもしれません。
ただ、接着時における象牙質の酸処理にも抵抗する可能性があり、
接着強度が出ないことも考えられましたので除去しましたが、
実験はしておりません。
どなたかされてみたらお教えください。

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