歯科医院長mabo400のブログ

I歯科医院の高楊枝通信。

今日の充填治療その55

2017/03/20
 
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24歳女性。右上7番、ときおり冷水痛あり。

この程度なら、予防管理で十分だと思うのですが、
ご本人の希望で、CR充填処置をしました。

黒色物質(FeS)が付着していると虫歯は進行しにくい。
なぜなら虫歯は腐食電池の一種ですが、
FeSは分極剤となって電蝕を阻害するからです。

白く溶解しているところがエナメル質、
黒くなっているのが象牙質です。

象牙質はエナメル質に比べると実質イオン化傾向が高いので、
腐食は象牙質の方が速く進むのです。

だから、エナメル質は残っていても、内部(象牙質)の方に虫歯は広がっているのが理解できると思います。

虫歯内部の砂様に崩壊したエナメル質や象牙質を位相差顕微鏡で観察しても細菌はいないわけではないが、
多くはない。虫歯内部にプラークが形成される程、虫歯の中は細菌にとって住み易い環境ではないようだ。
少なくとも好気性(通性嫌気性)菌にとっては住み易い場所ではないと思われる。

ということで、虫歯は細菌感染症とは言えず、
電気化学的な現象で金属腐食の一種と考える方が正しい。

それならば、ハロゲン族は金属腐食の促進因子ということは常識の範疇に属するので、
フッ素(ハロゲン族)は虫歯(金属腐食)を助長するということは当然のことだ。

このことに気が付けば、
わざわざ、フッ素という危険な物質を虫歯予防に使うというのは愚の骨頂というのが分かると思う。
虫歯予防にフッ素適用というのは科学的根拠が全く無い。

・・α-TCPセメントで裏装しますが、
セメントが硬化する程度に乾燥できればよいので、
黒くなっている象牙質を全部除去する必要はないのです。

虫歯は感染症ではないので、虫歯や細菌を全部除去する必要性はなく、
虫歯の進行を止めるには、イオン伝導を遮断するだけでよいのです。

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