今日の2次カリエスシリーズ81

   

50代男性、左上1、2次カリエス

歯冠修復物というものはかなりの高確率で2次カリエスになり、
再製作を余儀なくされるのです。
最悪の場合、治療不能で抜歯になるケースもあるのが現実です。

このケースも歯肉縁下に及ぶカリエスで、歯医者によっては治療困難につき抜歯、インプラント等を奨められることもあると思います。

白いセメントは仮充填の水硬性セメントです。

患者は自分の歯のこのような画像を見ることはできないと思います。
歯医者は見慣れているのですが、患者が見るとショックだと思います。

安易に歯冠修復などしてはいけないというのが僕のメッセージなのですが、
どうでしょうか?

冠除去後

ポスト除去後

除去した冠とポスト

軟化象牙質(虫歯)を除去すると歯肉縁下に及ぶ虫歯で歯質は薄くなっており、
通常の治療であるメタルポストを立てて冠の再作成をするのは困難な状況になっています。

根管治療途中、α-TCPセメントを精製水で練ったものを根管に充填する。

通常練りのα-TCPセメントでカバー、

ピンレッジドCRコアを築成して印象。

 - 削らない・抜かない歯科治療, 今日の2次カリエスシリーズ