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I歯科医院の高楊枝通信。

今日の2次カリエスシリーズ84

2017/06/22
 
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70代男性、右上7、メタルインレー2次カリエス、自発痛ー

症例をたくさんアップしてきましたが、
普通の歯医者さんではどう扱うのか?
歯科業界の人でないと判らないと思う。

ここにアップしている治療法を他院に求めても、
なんかヘンなことを言っているヘンな患者と思われて、
敬遠されてやんわり断られると思う。

「虫歯の電気化学説」とか言っても、普通の歯医者さんにはチンプンカンプンだろう。ここで言っていることは50年後には常識になっているが、現在の歯学部で全く教えない。というか誰も知らないのだ。

例えばpH3の酸性溶液(炭酸飲料)に歯を浸す実験をしてみると、1ヶ月くらいでは全く溶けない。この事実から「虫歯は歯が酸に溶けたものではない」ことが判るが、普通の歯医者さんにとっては都合の悪い事実だ。歯学部ではpH5.5(pH3の1/300の酸性度)でも溶けると習うからだ。

ここの読者さんで「虫歯の電気化学説」に興味がある方は、酸素濃度差電池とか酸素濃度差腐食、通気差電池、通気差腐食などというキーワードでネット検索するといくらでも記事が出てくる。解らないからと言って諦めないで勉強して欲しい。高校の化学程度の知識で十分理解できるはずだ。高校で化学を勉強しなかった文系の諸君も心配することはない。一番薄い解説付きの問題集を買って読んでみるとよい。「えっ!化学って1ヶ月もあれば十分じゃん!」と思うはずです。
少なくとも学校で半年も1年も勉強しないと解らないようなものではない。
僕も文系の学生でしたので、歯学部受験にあたり物理化学は独習しましたが、ワケの分からない学校や予備校の授業なんかより、自分で勉強した方がはやかったです。学校の先生というのは意外に無能なんだな。。給料泥棒なんだな。。と実感しましたw

今日のテーマは2次カリエスですが、僕がこういう症例の処置に際して、どのように考え、実際の処置をしているかということを時系列で述べてみたいと思います。
あまり進みませんが、この方が読者さんには解りやすいでしょうし、それならオレでもできるよ、という同業者さんも増えてくることでしょう。

・・この方は70代男性でここにはちょくちょく出てくる方です。
硬いものが大好きという強度の外傷性咬合のある方で、右側は12%AuPdの固定式スプリントを入れで歯が磨り減るのを防いでいます。
左側はそうでもないのですが、その所見は見て取れると思います。

6番の咬合面はエナメル質が磨り減って象牙質が見えていると思います。
象牙質は柔らかいので、摩耗速度が速く窪んでいます。

つづく

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Comment

  1. 匿名 より:

    2年前娘が理科の自由研究で、炭酸飲料水をのんだら、骨が溶けるのは本当か?というのをしてました(笑)魚の骨で実験したのですが、一か月たっても全く溶けなくて、お酢も溶けなくて、水に浸したものだけが、腐敗してボロボロに…-w-
    酸にとけるのではないんですね。
    なんでだろうと当時は分からなくて、まとめが書けなくて終ってしまいましたが(笑)

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