今日の抜歯再植術シリーズ61.00

   

30代女性、右下6、2次カリエス、クラック、Perで動揺が出ている。

レントゲンでは近心根のメタルポストはダツリしていて、内部は2次カリエスで溶けている。
遠心根の先端には膿瘍が見える。。

まあ、前の先生もがんばったと思うけれど、
こんな歯は通常抜歯です。
通常の方法では時間ばかりかかって、治療は上手くいかないことの方が多い。
そもそも現代歯科医療技術ではこういった症例は保存治療の対象ではないのだ。

とりあえず、冠を除去してみたが、やはりポストはダツリしている。

近心根は2次カリエスで、しかもクラックが見える。
遠心根はグラグラ。

通常は抜いて捨ててしまうような歯でも抜歯再植(テーブル・サージャリー)では保存治療可能だ。
テーブル・サージャリーというのは臓器を体内から取り出して、テーブルの上でひっくり返したり、裏返しで裏側から内部を開いたり、間近で見ながら外科手術をすることで、周りのその他の臓器のことは考えなくてよいので、成功率はグッと高まる。

抜歯再植の成功率も100%と言ってもよい。もちろん長期的維持にはメンテナンス体制が整っていることが前提ではあるのですが。

うちには他所の歯医者で、抜くしかありません、ブリッジやインプラントにしましょう、、といわれたので、来ました。という患者さんは多い。
ま、そういう患者さんは二度と他所へ行くことはないw

先日講演会に来ていただいた若い歯科医師の皆さん向けの記事をしばらく書いていきますが、
患者も歯科医院も共にWinWinの歯科治療というものはどういうものか?

そして、周りの歯科医院ができない徹底した差別化というものがどういうものなのか?

うちに来た患者さんが他所へ行きたくなくなるような歯科医療サービスとはどういうものなのか?

考えていきます。

つづく

 - 削らない・抜かない歯科治療, 今日の抜歯再植術シリーズ