今日の抜歯再植術シリーズ61.01

   

前回のつづきで、
http://mabo400dc.com/dental-treatment/post-21462/

30代女性、右下6、2次カリエス、クラック、Perで動揺が出ている。

再植は元の抜歯窩に戻すだけなので、ほぼノーリスクなんですが、
移植というのもあって、別のところにある歯を抜いて植えるというものです。
例えば親知らずを抜歯してダメになった6番の代わりに植えるとかです。

これは上手くいかないので、うちではしません。
90%以上の成功率という人もいるようですが、
たぶんウソです。

他所の歯科医院でした移植歯がうまく生着しなくて自然脱落しているのを何度も見ています。

再植は100%上手くいきます。
まあ、騙されたと思ってやってみてください。

細かいことは書きませんので、
どうやっているかは、過去記事を探してください。

抜歯すると、

遠心根は動揺しているにもかかわらずなかなか抜けずに、
ばらけました。

抜歯しているときはどういうことかよく分からなかったのですが、とりあえずきれいにして、

組み立ててみました。
なんと、短い根が横に出ていました。
これがひっかかっていたようです。

これでは植え戻すことはできませんので、
カットして、

切り口を充填しました。

近心根も再建して、

再植の準備をしました。
根尖は逆根充というか、開拡して○ーパー○ンドで充填しています。
時折α-TCPセメントに添加する抗菌剤を入れた生食水に浸けておきます。

抜歯窩に

再植しますが、遠心根は短い歯根を除去したので、少し浅めに植えます。

○ーパー○ンドとCRで隣接歯に接着固定して

レジン系仮封材で包帯して、抗生物質を投与します。
歯根膜腔に上皮が迷入しないようにというのと、
細菌感染を防ぐためです。

つづくかも

 - 削らない・抜かない歯科治療, 今日の抜歯再植術シリーズ