歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療その76

2017/02/26
 
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歯根面ウ蝕は象牙質とエナメル質の境界部分から発症し、象牙質だけが溶ける。
従来の歯科医学では合理的な説明ができない。

しかし、歯は金属化合物で電気化学的には金属として扱うことができることに気が付けば簡単に説明できる。
なぜなら、象牙質とエナメル質のイオン化傾向を測ってみると、エナメル質の方が高いことが分かり、
典型的な「異種金属接触腐食」と考えられるからだ。

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http://www.yoshizaki-mekki.co.jp/eigyou/aen/zn.html

詳しくはこちらを遡ってご覧ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/?ctgy=23

50代男性、重度の歯周炎があり、4年前の初診時にはすでに歯肉縁下にカリエスがあった。
左上4番、現在自覚症状特になし。

初診時
2008/12/27
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歯周病治療中は水硬性セメントで仮封していた。
2009/09/05
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毎月のPMTC時にはセメントを足すが、歯間ブラシで清掃するとすぐに取れてしまう。
2011/09/03
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担当歯科衛生士から清掃が困難なので、充填して欲しい旨の依頼があった。
今日CR充填処置したが、虫歯の進行を止めることは難しくないので、充填処置を慌ててすることはない。
何年でも維持管理することができる。

現在の歯科医学では虫歯の真の原因は分かっておらず、虫歯は自然には治らず、進行を止めることはできないと誰でも
思い込んでいるが、そうではない。

虫歯は電気化学的な金属腐食の一種だと気が付けば、電子を奪われてカルシウムが溶出する部分つまりアノードを作らないようにすればよいということが分かる。
アノードになるのは、異種金属接触部分、低酸素濃度部分、酸性電解液が生じている部分なので、
それらを取り除けばよいだけだ。

一般に酸性電解液をアルカリで中和する方法がもっとも有効だ。

歯肉縁下のCR充填処置は一般には、技術的にできない(治療の対象外)ということになっているが、そうではない。
テクニックを磨けば誰にでもできる。
少なくとも日本人歯科医師にとっては、慣れれば雑作もないことだろう。
外国の文献など読む必要は全くない。
そんなものは日本人には足かせにしか過ぎない。
オリジナルテクニックを開発すればよいのだ。
もっと自信を持てば良い。

とはいえ、CR充填に特別なテクニックなどありはしない。器用さだけが勝負だ。
こんなことはモデラーとよばれる超器用な人種からみるとアホみたいに簡単に見える。

左上4、遠心歯根面ウ蝕の充填処置(鏡像)、手順は毎回同じなので省略する。
ただ、充填路を確保するためと、クラック部分の裏打ちをするために、トンネリングしている。
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左上4、近心歯根面。
2009年からの画像があったのでご覧ください。食後の重曹うがいの指示だけで少なくとも4年間は虫歯は進行していない。

2009/07/04
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2011/11/19
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2012/06/02 今日のCR充填過程。
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