今日の2次カリエスシリーズ5
2017/02/26

60代男性、左上7、遠心頬側2次カリエス。
歯科医学では、虫歯の好発部位といわれている場所で、その理由は唾液が掛からないので、洗い流せない(なにを?)ので虫歯になりやすいとされています。
ほんとうでしょうか?
電気化学説的には説明は簡単で、遠心(奥の方)程、酸素濃度が低い、ほっぺに接触しているのでさらに酸素が少ない。
酸素が少ないところが、電子を奪われるアノードになるからです。
さらに歯よりもイオン化傾向が低い歯科用合金(口腔内では錆びないので安心といわれている金合金程歯との電位差は大きく、結果的に歯が溶けやすい)に電子を奪われるからです。
こういう状態になっているところにフッ素を塗ると、さらに虫歯は進行します。
フッ素はハロゲン族で電気化学的には腐食の促進因子だからです。