今日の何やっているの?シリーズ351

   

最悪抜歯になる外傷性咬合のある、もしくはその疑いのある患者は多く、一月に来院する全くの初診の患者は10名程ですが、約半数には外傷性咬合を疑わせる症状があります。

外傷性咬合は大きく分類すると、噛み締め系と歯ぎしり系に分けられます。

噛み締め系の特徴は骨隆起、歯茎部のWSD、隣接面カリエス、咬合面カリエス、クラック、知覚過敏、咬合痛(歯根膜炎)、歯周病の悪化などが見られ、最悪の場合歯牙破折に陥り抜歯せざるを得なくなります。

歯ぎしり系は歯牙の咬耗、もちろんクラックや知覚過敏や歯牙破折や歯周病の悪化で最期は抜歯せざるを得なくなるというのはあるのですが、骨隆起やWSDは少ないようです。

この方は30代男性、歯ぎしり系で毎晩ガリガリ、ギリギリ歯ぎしりしていて、知覚過敏がひどくクラックで歯が割れそうな状況を大臼歯部には補強冠を入れてなんとか回避しています。

咬筋に力が入っているので、頬の粘膜が上下の歯列間にめり込み、頬粘膜に白線が見られます。黒の楕円部分。
また舌の側面には歯型が付いています。黄色の楕円部分。
これらの所見は広く知られています。

ナイトガードとして使っているスプリントには見事なファセット(ピカピカに磨かれている面)が見られます。画像では白く光っている部分。

自分では寝ているというのもあって自分がそんなことをやっていることは知らないのですが、ナイトガードが歯ぎしりでツルツル、ピカピカになっているのを見ると、やはり認めるしかなく、いい仕事しているでしょうーwと照れ笑いするしかありませんw

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