歯科医院長mabo400のブログ

今日の充填治療その81

2017/03/20
 
この記事を書いている人 - WRITER -

60代女性、左下6遠心舌側2次カリエス。自発痛ー。

初診時にあらかじめ水硬性セメントで仮充填しておきました。
メタルインレーを除去してみると、セメントは効いていません。
10年以上経過しているメタルインレーはほとんどの場合、接着は剥がれています。
それでも十分に隙間がせまいと嫌気性細菌だけしか繁殖しないようで、ムシ歯の進行は遅いのです。

この部分のムシ歯は直接目視できないので充填は困難です。
見え難いところほど、つまり奥の方ほど、ムシ歯になりやすいのには理由があって、
酸素濃度が相対的に低いからです。決して歯ブラシが届き難いとか、唾液が掛かり難いとかだけではないのです。
酸素濃度が低いところが腐食する現象を通気差腐食といいます。

咬合面からの画像ではムシ歯は見えません。
スプーンエキスカでちょっと露髄させてしまいました。
患者はチクッとしたとおっしゃっていました(無麻酔です)。

ボスミン液で止血した後、α-TCPセメントで覆髄してフロアラブルレジンで充填しました。
舌側の歯肉縁下はストリップス無しで、他は既製のフォーミング・ストリップスを使っています。
1206060911-0.jpg
120702 (3)-1.JPG
120702 (4)-2.JPG
120702 (5)-3.JPG
120702 (6)-4.JPG
120702 (15)-5.JPG
120702 (16)-6.JPG
120702 (20)-7.JPG
120702 (2)-7.9.JPG
120702-8.JPG

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© I歯科医院の高楊枝通信。 , 2012 All Rights Reserved.