今日の充填治療360(初級編)

      2017/09/23

20代女性、左上7、咬合面カリエス、時々痛い。

現在の歯科医学の考え方では虫歯を残すと再発すると信じられていますので、虫歯を全部取らないといけないと思い込んでいます。
ましてや痛い(歯髄炎の症状)ともなると神経を取らねば痛みは治まらないと考えられています。

しかし、虫歯の電気化学説によると虫歯は電気化学的な腐食で細菌感染症ではなく、電流(H+:水素イオン:プロトン)の伝導を遮断すれは痛みも進行も止まります。

この症例でも虫歯は全部取りません。取ると露髄しますので、あえて取りません。取ると神経を取る羽目になるかもしれません。
取らないでも、電気的に絶縁すれば痛みは治るし、α-TCPセメントは歯と同じ成分ですので、材料が供給され虫歯は治ります。

これがα-TCPセメント

CR充填後。漏洩があると失敗しますので、材料の吟味は必要です。CRならなんでも良いわけではありません。一例をここにご紹介していますので、探してみてください。
もちろん大きなクラックがあればそこから漏洩しますので、最初から無理です。

 - 今日の充填治療シリーズ, 削らない・抜かない歯科治療, 虫歯の電気化学説