今日の抜歯再植術シリーズ66

   

20代女性、右上4、GA形成、難治性Per

神経を取る治療が上手くいかず、根尖に膿瘍を形成し、不快症状を呈することはままある。

その多くは細菌感染しているケースで、根尖に細菌が生息できるような隙間や窪みが出来ている。
このような場合、外部からの再治療は上手くいかないことが多い。
歯根端切除か抜歯再植のどちらかが治療法になるが、
後者の方が難しくないだけではなく予後も良いと思う。

Xray

根尖相当部を中心に歯肉が大きく腫脹している。
抜歯後の膿瘍掻破時に判ったが、歯槽骨は広範囲に欠損していた。

抜歯にあたり、隣接面にスライスを入れ、バイトダウンしておく。

抜歯は健全歯よりも容易だが、根尖の破折に注意する必要がある。

抜歯歯牙の根尖には膿瘍があり、顕微鏡では細菌感染している組織が見える。

抜歯窩には膿瘍が見え、頬側の歯槽骨は円形に失われていた。

つづく

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